大物狙いにチャレンジする方へ

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【はじめに】(沖縄の海には予想外の大物がけっこういる)
魚釣りをしていると、大物を狙っている、狙っていないにかかわらず予想していない大物が針に食いついてくることがあります。お客様は、沖縄県外から来ることが多いのですが、かなりの数のお客様が、沖縄には大きい魚がいることを実感して帰っていきます。残念ながら、大きい魚は食いつくが、釣り上げることができない場合が、圧倒的に多いです。大物がいる場所で釣りをしていればビギナーにもベテランにも結構誰にでもチャンスは来ます。ただ、ここで、チャンスをものにできる人と、チャンスをものにできない人に分かれます。食いついてきた魚が、使っている道具、仕掛けに対してあまりにも大きすぎた場合は、勝負は一瞬でついてしまいます。ハリスがすぐに切られたり、根に潜られたり、すぐに針を外されたり、、。このような大物をものにするには、最初から、それに対処できる、道具と仕掛けで臨む必要があります。ただし、針を大きくすればする程、ハリスを太くすればする程、魚が食いついてこなくなりますから、大物釣りは難しいんです。大物ばかりを狙って、太くて大きい仕掛けを使うと、高い金を払って船に乗ったにも関わらず、一匹も釣れませんでした、という風になることが、よくありますので、大物を狙う方は、全く釣れないことを覚悟しておく必要もあります。逆に釣り針を小さく、ハリスを細くすればするほど、大物が食いつく確率は高くなりますが、今度は、ハリスを切られたり、頭を振られて、針が抜けたり、ドラグを強く絞められないので、走られて根に潜られたりしてバラす確率が高くなり、釣り上げるのに高い技術が要求されてきます。結局大物は誰にでも釣れるというものではなく、大きな針とハリスを使っても魚が食いついてくる強運を持っているか、それとも、小さめの針とハリスを使っても釣り上げることができる高い技術を持ち合わせていることが必要になってきます。
【大物狙いにはチャーターボートがお勧め】(確率を考えればそうなんです)
大漁で釣れる小型の魚なら、乗合の船でも船長が良心的にポイントを移動してくれれば結構釣れると思います、、、が、、、大物狙いなら、少し様子が違うと思います。大物のお魚は数が限られていて、群れていないことが多いです。一隻の船であなた一人が仕掛けを下していればであった大物は食う気があれば確実にあなたのロッドをしならせるでしょう。でも、乗合船で、あなた以外の人が3人大物狙いをしていれば、単純に考えて、確率1/4、そして、他の三人が運も知識も技量も持っていれば、確率はさらに下がるはずです。そして、小物釣りのお客様が大勢のっている場合には、小物の数釣りが優先になってしまいます。小魚の修正として、命の危険を脅かす大物が近くによって来たら、警戒して食いつかなくなるか、逃げて行ってしまいます。そんな時、せっかく大物のチャンスが巡ってきていても、釣れなくなってしまうので、ポイント移動することも、、、。結局、本気で大物狙いをしたいなら、小物の数釣りは少しあきらめることが釣果につながるということになります。そんなわがままを許してくれるのが貸切のチャーターボートだと思います。ちなみに、クルーザーフィッシングトムトムでは、大物狙いのお客様は最初から、小魚がおびえているようなポイントに案内しようとします。小魚が入れ食いしたら、船長が、お客さん、ここは、大物いないみたいですけど、どうしますか?と言い始めます。

【船釣りで大物を狙う際に使う道具、仕掛けの選び方】(針と竿のマッチング)
大物を狙う際に先ず、仕掛けで利用する針の大きさ、太さをどうするかというのが問題になってきます。針を太くすれば、魚の食いつきは確かに悪くなりますが、一度針がかりすると、簡単には抜けないのでかなり高い確率で釣り上げることができます。但し、針が太ければ太いほど、針が魚の口に刺さりにくくなるので、確実に針が刺さるように強くアワセル(竿を大きく動かして、釣り針を魚の口に貫通させる動作)必要があります。また、このアワセを確実にするためには、基本的に固めの竿を選んでおく必要があり、やわらかめの竿を使うと、針がかりせずにバラしてしまうことが多くなります。一方、小さめで細めの針を使う場合は、魚の食いつきはよくなります、そして、針が刺さりやすくなりますので、針が細くなればなるほど、アワセに必要な力は弱くなり、かなり細い針だと、合わせる必要は全くなくなり、向こうアワセで針が魚の口に突き刺さるようになります。しかし、細い針は、魚が急に向きを変えたり、頭を振って釣り糸のテンションがゆるんだ瞬間に抜けてしまうことが多く、それを避けるためには、なるべく、やわらかく長めの釣竿を選ぶと有利になります。ただし、竿が柔らかすぎると、強烈な引きに耐えられなくて竿が折れることがありますので、適度に、丈夫で、やわらかくて、扱いにくくない長さで、という竿がベスト釣竿ということになります。結局、太い針を使うときには、カーボン含有率が高い竿が良く、細い針を使うときには、グラス含有率が高い竿を選ぶのが有利になります。

【魚が食いついた時の対処方法】
魚の餌への食いつき方は、大きく分けて二種類あります、一つ目は、餌に食いつくなり、いきなり走り出すタイプの魚と、もう一つは、餌を、軽く口にくわえたり、引っ張ったりして、しばらくしてから、飲み込もうとするタイプの魚がいます。最初のタイプの魚は、いきなりハリスが切られるかもしくは、いきなり根に潜られたときに魚の勝利になります。いきなり根に潜るタイプの魚の代表は、ミーバイ(ハタ、クエ)これを、釣り上げるには、先ず最初に根に潜られないことが肝心です。根に潜られたらアウト、釣り上げることはほとんど不可能です。ハリスが切れるか切れないか限界のところで、休まずに巻き上げる必要があります。根に潜られないところまで巻き上げたら、ほぼ、釣り人の勝ち、あとは、ハリスが切れないようにひたすら巻き上げるだけです。このさかな、ハリスが細かったり、竿が柔らかかったりするとかなり不利になってしまいますので、狙うときには、太めのハリス、固めの竿を準備しておく必要があります。超大物を狙うときには、とんでもないほどの高価な道具が要求されます。いきなり走るタイプの魚への対処は、先ず、リールのドラグの調整が適当にされているかどうかが重要になります。ドラグの調整がうまくできていたら、魚が強烈に走るときには、竿を立てないで、走らせて、魚の動きが遅くなったときに、竿を立てて寄せて、竿を寝かしながらリールの糸を巻き取るポンピングの要領で魚を船へ寄せます。
この時、水深が浅めで、根ずれでかかりそうな岩が多い場所であれば、竿を岩が少ない方向に倒して、魚を誘導する必要があります。この時、操船者は、魚を強引に引っ張ることができる状況であれば、船を深い方へ深い方へ移動させ、もし、魚が大きくてどんどん走るようであれば、魚を深い方へ、船は、安全を考慮しながら魚とは反対側へ移動する必要があります。但し、船をアンカーやシーアンカーで止めていた場合は、操船はできず、釣り人の技量だけで対処するしかありません。
 二番目のタイプの餌を軽く口にくわえたり、引っ張りした後に飲み込むタイプの魚に対しては反応があった直後に早合わせをしてしまうと、針がかりせず、バラしてしまうことになりますから、細かい反応があった時に少し我慢して、魚が針をくわえて走り出した時にアワせて、針を魚の口に貫通させます。しっかりと針がかりさせた後は、ラインのテンション(張力)を一定に保ちながら、慎重に巻き上げていきます。ラインがゆるんでしまうと、針が抜けることがありますので注意が必要です。
あともう一つのパターンとして、針がかりすると、すぐに頭を振って刺さった針を抜こうとする魚がいます。小さめの針を使っているときにこの動きをする魚がかかった時には、かなりの高確率で針が抜けてしまい、バラしてしまうことになります。この魚を逃がさないようにするには、なるべく、長めのやわらかめの竿を使い、かつ、釣竿をつかむ腕を少し長めに伸ばして、魚が頭を振った時に、竿のクッションと、伸ばした手のクッションを上手に使って、釣り糸のテンション(張力)がゆるんで針が抜けないように対処しながら、慎重に、竿を立てて寄せ、今度は、竿を下しながらリールを巻き、無理に引っ張ってハリスが切れないように、最後まで、慎重に、慎重に船のそばまで寄せていきます。電動リールを置き竿でセットしている場合でも、手持ちに切り替えることが可能であれば、なるべく、置き竿にしないで慎重に引き上げることをお勧めします。深場釣りで小さい針に大物が食いついた時には、かなり大きなおもりの重さも加わりますから、相当大変なことにはなりますが、、、。
ここで説明したテクニック、ここでは、文章だけで説明していますが、実際の動きで動作を確認したい方は、クルーザーフィッシングトムトムへの乗船をお勧めします。御乗船のお客様には、竿の持ち方、魚の動きに対しの動作などをもう少し細かく説明します。
ここの文章を読んでいる方が、この後者の動作を練習したい場合は、基本的には、いつも使っているよりも一回りか二回りぐらい小さくて細めの針を使って釣りをしてみてください、ハリスが切られなければ、頭を振られて針が外されまくるはずです。この状況下で、上で説明している動作で魚を釣り上げる練習をするのです。練習が済んで、一通りこのテクニックをマスターしたら、本物の大物が生息している沖縄にいらしてください。大物がいそうなポイントまで案内します。

【大切!大物狙いの時の注意】(安全に楽しく釣りをするために)
大物狙いをするときに、先ず注意してほしいのは、仕掛けが海中にあるときに、不用意に釣り糸を指や手などに巻きつけないようにしてください。特に、釣り糸がおまつりした時に注意が必要です。おまつりをほどいている最中に急に大物が食いついた場合、釣り糸が走って出て行ったら、あなたの手や指はただでは済まないかもしれません。沖縄で釣りをしていると、釣り船のすぐ近くまで、サメやシイラが、釣れた魚を追っかけてくることがあります。魚が釣れていない時でも、餌が残っていたら、獰猛なサメやシイラは仕掛けに食いついて、強烈に走り出すことがあります。フィッシングトムトムでは、このような危険性を考慮して、お客様用の仕掛けは、基本的には、太すぎない、突然の力が加わった時に切れるような太さのものを使っていますが、 この仕掛けのハリスが切れなくても、PEのラインが猛烈なスピードで出ていくような状況では、ラインそのものが危険な存在になります。グルクン釣り用の簡単なタックルでも、PEラインの先に太いハリスの仕掛けを取り付けた場合は、かなり危ない道具になりうることを理解しておいてください。

※大物狙いのお客様は遠征オプションをお選びください。