冬:大物狙い、泳がせ、GT、トローリング

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沖縄も、水温と気温が下がってくる冬に入ると大物狙いのシーズン到来です。なぜ冬がいいかというと、餌取りの活性が下がり、餌もちが良くなり、大物がくらいつくまで餌が残っていたり、生きていたりするからです。また、沖縄の場合水温が下がると海水の透明度が異常に高くなります。この透明度の高さゆえに、大物が遠くからこちらがみせた餌を発見しやすくなるはずです。これは本当かどうかはわかりませんが、水温が下がるとサメの活性が下がり大物釣りの外道に悩まされなくなるように感じます。

冬の沖縄で水温が下がる時期は、11月中旬から始まって、1月~2月に最低水温になり、3月ごろから水温は上昇し始めます。餌取りを避けて最低水温のころを狙うとすると1月~2月になりますが、その頃は、もちろん、本土と比べて沖縄はそんなに寒くはないと思いますが、それでも、北風が強いとそれなりに体温を奪われますから、防寒対策は必要だと思います。釣り船を選ぶ際にも、寒さから隠れられる場所を確保できることを確認しておきたいと思います。

冬の間の沖縄は北風が強く吹くことが多く、せっかく釣り船を予約しておいても、風、波のせいで欠航することが多くなりますので、それも踏まえたうえで釣行計画を立てるのがよろしいかと思います(船が出れなかったら、安全な場所で磯釣りをするか?美ら海水族館で、釣ってはいけないお魚をながめるか?)。釣り場としては、北からの波が良く来ることが前提になりますから、沖縄本島周辺離島の南側か、沖縄本島太平洋側が主なポイントになると思います。また、これらのポイントは、夏の間あまり攻められていないことが多く、大物が期待できる状況になっている可能性があります。周辺離島の場合は、遠いから大物が残っていて、太平洋側は近いけれども遊漁船が少ないので大物が残っていると思われます。但し、太平洋側は、漁船の数は少なくなく、全ての漁港から遠いポイントはあまりないので、多くの漁師が漁のターゲットにしている魚については、魚はそれほど多くないと認識しておく必要はあると思います。東シナ海側は、遊漁船の数は多いが、遠くのポイントであれは、漁船も遊漁船もあまり行っていない傾向があるので魚影は全体的に濃くなります。

以下では、冬の沖縄本島太平洋側を中心にどのように大物狙いをするかを説明していきます(すみません、冬の東シナ海側は行ったことがないのでよくわかりません)。

【流し釣り】(餌釣り、泳がせづり)
流し釣りの方法で大物を狙う場合、通常の餌釣りでも、生き餌の泳がせでも、どちらでもOKです。泳がせ釣りをする場合は、あらかじめ浅場で、生き餌を十分な数釣り上げておいてからチャレンジします。キビナゴだけでも十分可能性があります。狙う場所が一番重要になってきます。基本的に全体が漁港からの近場で、多くの漁師が釣りをしているエリアですから、狙う場所は、①漁師がいっぱい来ていてもまだ魚が残っている場所か、②みんなが気付いていない隠れ根を攻めるか、③魚影が少なく漁師が来ない場所をあえて攻めるかのいずれかの狙い方が有効になります。東シナ海側では、近場のエリアでこのいずれかに該当するところは探したけれど少ないような気がします。残念ながら、遊漁船の数があまりにも多いのが原因かもしれません、特に、近場で大きめのミーバイを狙うのはゲットできる確率が下がってしまいます。太平洋側は、①②③いずれも該当するポイントがいくつか存在しています。今のところ、近場でゲットできる確率は東シナ海側よりも高いと思います。但し、この釣り方で狙える魚の魚影が全体的に薄い状況にあるので、魚の数を上げたりするのは難しいかもしれません。一か八かの大物狙いです。大物だけを狙うと坊主に終わる可能性もあります。

【掛釣り】(きびなごふかせ釣り、泳がせ釣り)
この釣り方は、大物が来る可能性が高いとわかっている場所にアンカーをうって、仕掛けを潮の流れに流し、ひたすらアタリを待ちます。いろいろな遊漁船で、チャレンジできるのは、グルクン釣りを案内できる遊漁船でグルクンを釣り、これを餌にする方法です。この方法であれば、ぐるくんのポイントがどの遊漁船でもわかる状況にありますから、いろいろな船でチャレンジすることができます。但し、その簡単さゆえに、かなり多くの釣り師がチャレンジしていますので、かなり釣りあげられていると認識しておく必要はあります。運が良ければ、撒き餌でおびき寄せられたグルクンを食べに大物が寄ってきますので、この大物がターゲットになります。但し、時と場所によっては、グルクンしか来ないとか、グルクンも来ないとかいう場合もあります。船長が研究熱心であれは、比較的大物が狙いやすいグルクンのポイントへ案内してくれますから、大物をゲットできる確率を上げたいのであれば、船と船長は選んだ方が良いと思います。グルクン釣り以外の場所は、可能性が低くない場所に案内できる船長は少なくなると思いますが、この場所は、他の遊漁船があまり入っていない場所になりますので、期待が高まります。基本的な釣り方は、グルクンのポイントで生きたグルクンを確保してから移動してくるか、もしくは、五目釣りでグルクンとは別の魚を確保してから移動してくるか、もしくは、最初から、大物ポイントに入り、現地調達で生き餌を確保するかのいずれかになります。

【中深場釣り】(餌釣り、泳がせ釣り)
先に示した流し釣りの要領で狙いますが、釣りをする水深が中深場になるので、電動リールを利用します。ターゲットはカンパチや、ドラゴン(巨大太刀魚)、もしかしたら相手は、大型のサメであることもありますが、かなり大きな魚がくらいついてくることを覚悟しておく必要があります。場所によっては、通常の中深場用の電動リールでは全く太刀打ちできないことがあるので、それを理解したうえで準備をしておくことが重要だと思います。私の経験でダイワのタナコンブル1000Feのドラグを強烈に締め付けても巻き上げられなかったり、PE8号電動リールのドラグが機能する前に一瞬で切られたりした経験がありますから、怪我をしないような慎重な対応も必要だと認識しておく必要があります。

【冬GT】(出船確率の高い太平洋側)
冬、水温が下がると、GTの活性が低くなって、GTゲームはかなり厳しくなりますが、、、。
冬、沖縄本島は北からの季節風で、東シナ海側は大波に襲われることが多いです。一方、太平洋側はというと、沖縄本島が島影になっているので、出船できる確率はかなり高いです。クルーザフィッシングトムトムは、冬、沖縄本島太平洋側の中城湾近くの港へ出港地を変更しています。ここを中心としたエリアは、GT狙いのルアーキャスティングを案内している釣り船は少ないもかかわらず、生息しているGTは決して少なくないです。ここのエリア、ベイトフィッシュが多く生息しているところがGTとの遭遇確率が高い場所になります。具体的な場所は企業秘密ですが、日々、GTに追われている魚は、グルクン、ボラ、ガチュン(メアジ)、ミジュン(イワシ)、グルクマ(サバに似ている)で、これらの魚は、絶えず、GTに食べられる危険を避けながら移動を繰り返しています。幸いなことに、トムトムの船「うがん丸」を冬に係留する港とその周りには、ボラ、グルクンがほぼ毎日回遊しており、毎日GTがこれらの魚を捕食しています。時々、港の中にもGTが入り込み、運がいい釣り人は、岸壁からの釣りで晩のおかずに大魚を持ち帰っています。港を出た近くのかなり広い範囲で、ナブラが立ち、GTが小魚を追うシーンは頻繁に目撃できます。また、港から30分以内のエリアでは、グルクンが生息しているエリアが多く、そこでは、GTの他に、ミーバイ(ハタ)もこのグルクンを捕食していて、普通に、撒き餌を撒いてグルクン釣りをすると大型魚が集合するシーンをよく見ます。近くで、GT狙いができるエリアですが、ここの港を出発点にすると、沖縄の北部やんばるの太平洋側へは天気が良い日であれば1時間から2時間で到達できます。ここは、ほかの地区よりかなり遊漁船が少ないエリアで、より大きなGTを狙っている釣り人には魅力的なエリアだと思います。

【冬トローリング】(バショウカジキの集合エリアが近くにあります)
冬になり水温が下がると、バショウカジキが餌を求めて浅いエリアによってきます。クルーザーフィッシングトムトムが使用する船「うがん丸」の冬の出港地から、バショウカジキの集合エリアまでは片道40分です。時々、この集合エリアにバショウカジキが長居することがあり、この状況になると、長い期間、一日一匹に迫る確率でバショウカジキが釣れます。また、このエリア、北風が強い日でも波が静かで、風もあまり強くないので、冬のトローリングがそれほど、苦しくありません。もちろん、天気のいい日は、島に近いですから、絶景のクルージングも同時に楽しめます。

【まとめ】
冬の太平洋側は、遠くない範囲の中に、泳がせ、深場、GT、トローリングの高ポイントがあります。GT狙いの遠征ついでにトローリングをしたり、トローリングをした先でボウズ逃れの深場釣りをしたり、トローリングをする場所で泳がせ釣りをしてみたり、もしくは、キャスティングでカジキを狙ってみたり、いろいろな組み合わせの大物狙いが楽しめます。